あっとがっきでっす。 |д゚)|)こそこそ。 い、いっぱい書いたから、 中の人が出て来てもいいですか? で、でちゃうぞ? いいんだな! |・∀・)っ|)みょん。 こんにちわ。 かいてるひと、たなです。 はい。 とゆわけで、 「薄紙の…」と「昼は…」二つで一つの短歌シリーズ。 以上でおしまいです。 おつかれさまでした。 あ、まだ本編は読んでらっしゃらない方。 あとがきはネタばれはしてません。 (それ以前にこのお話、話の筋とかないです。) な、なかったでしょ? 読んでくださった方。 んじゃナニしに出てきたんだって言うと、短歌を引用したので、その解説に出てきました。 でも、かいている人は別に日本文学専攻ではないので、正しい解説ではありません。 あくまで参考までです。気になったら各々ぐぐってくださいな、です。 んじゃ、いきまっす。 薄紙の火はわが指をすこし灼き蝶のごとくに逃れゆきたり 斉藤史 大事なこと。 作者は女性です。 従ってまさか作者の意図がそんな歌な訳がありません。 手紙を焼き捨てる歌、と言うのが一般的な解釈のようです。 恋人からの手紙というのがさらに一般的なようです。 が、作者は二・二六事件事件に深いかかわり合いのある女性で、それに関する歌も多いそうです。 だから、この薄紙は、もしかしたら 誰かの訃報(あるいは処刑)を知らせる手紙なのかもしれません。 この歌それ自体の背景までは、ちょっと、ネットでは調べられなかったのですが、 後悔と、その後悔を忘れたくない、そんな歌だと思うのです。 なお、この歌は実際に、中学の教科書にも採用されています。 沢田さんのテストに出題されない事を祈ります。 さらにおまけですが、たな、確認のためライターでティッシュ燃やしてみました。 あの、スモーキンボムさんならともかく一般人には無理です。 みかきもり(御垣守)衛士のたく火の夜はもえ昼は消えつつものをこそ思へ 百人一首にもある歌だから、知っている人も多いかな。 ええと、現代語訳。 御垣守は御所の警備にあたる兵士のこと。 彼らの焚く篝火は、夜は燃え盛り昼は消えている。 そんな風に私はいつもあなたを思ってます。 みたいな。 自分の高校時代の古典の記憶が正しけりゃ、 「消える」は「火が消える」と「死ぬ」の両方の意味ですね。 だからもっとしょうもなく訳すと、 夜はあなたに会えるから大暴走、昼は会えないから死んじゃいそう。 って、平安貴族って奴はこれだから。 あー、いや。どっかのイタリアのお城育ちは、現在、昼も夜も突っ走ってますけどね。 作品中では昼の篝火を燠火に解釈しましたが、多分正しくないと思います。 消える=死ぬの読みもばっさりカットしちゃったし、 この歌の「もえる」は「燃える」と「萌える」をかけていないし。 ちょっと無理矢理な解釈が多いです。 何かの折に、間違ったまめ知識してしまわないように、気をつけてくださいです。 さて、最後にちろっと書き手の話。 この作品は、最初はツナの視点のみ、「薄紙の…」だけで完結させるつもりでした。 でも、一次ならそれでよかったかもしれないけど、 二次では、キャラクターの心は書き手ののものではないので、 書き手読み手の共有物なので、やっぱ投げっ放しジャーマンスープレックスはまずいかなと。 なんかなかったかなーと唸っていたら、 そういや火のうたに「みかきもり」があったなー。あ、これ、いけるじゃん。 というわけで、返歌的にもう一本書き足す事にしました。 いやー、こんなに長くなるとは思わなかった。 正直今まで書いた中で一番長い話になったので、 どっかがどうしようもない蛇足なんじゃないかとひやひやもんです。 が、結果的には、よかったかなと思います。 (そりゃ、こんだけ趣味丸出しにしてりゃ、自分は楽しいに決まってるか。) 読んでくださった方も、楽しんでいただけたなら幸いです。 では。おじゃましました。 .08.03.28 あかさ・たな ||)っ だっしゅでひっこめー。 backIndex |